長谷川豊氏のブログ記事。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/39139620.html

ろくでなし子さんについて、「こちら側からではない意見」としてとてもよい記事だと思います。「こちら側(アンダーグラウンドの演者側)の意見」は「同じヘンタイの意見」と見る方も未だにいらっしゃると思うので。。。
(上記の「こちら側」などの言い方、多少の語弊があるのは承知の上です)

この逮捕は、私たちストリッパーが逮捕されるのとは少し違います。
私たちは多かれ少なかれ「ひとを欲情させるために」ステージをしています。
しかし彼女は、「女性器を頭ごなしにエロく見るのはやめませんか」ということを表現するために、女性器をあえて(手・脚・唇など他の身体の一部のように)当たり前に扱ったのです。

これは、戦争反対を訴えるために戦争の悲惨な写真を展示したり、惨い場面をオブジェにしたり絵画にしたりするのと、考え方的に変わらないのではないのでしょうか。

「戦争反対を実現するためには、戦争について話しちゃだめ、知っちゃだめ、戦争を反面教師にするようなオブジェはだめ、お花畑で微笑んでる絵ばっかり見てれば平和になるんだから」・・・んなわけねぇだろ、と思いますw
「性犯罪をなくすために、性について語っちゃだめ?問題提起しちゃだめ?性について興味を持った子は悪い子?パートナー以外に反応した大人は悪人?」と問いたいですね。

そうだとしてももっとソフトに出来ないのか、という方もいらっしゃるかもしれませんが、どんな活動にも、過激な表現はあって当然。物議をかもすなら議論すべきであり、逮捕すべきではない。

今回の事件、警察の言う「わいせつ」にあたるかどうか、などと言われています。
しかしそもそも私は、たとえどんなにヒワイな行為であったとしても、望まない者への性的搾取や強制売春による金銭搾取、一方的に性欲を満たし相手を顧みない暴行姦淫行為などでない限りは、取締まりの対象にすべきでないと思っています。
女性器を「エロいからイケナイもの」ではなくしたいのは彼女と一緒。
そしてさらにその先、きちんと「正しく、エロいもの」としてみんなが見られるような世の中にしたい。男女でも同性でも、互いの肉体に正々堂々と欲情できる、それが悪ではない世の中になったらいいなぁと思っています。

女性は地球のまんこです。男性は地球のちんこです。
即、女性は地球の卵子です。男性は地球の精子です。

一方的な行為なら、警察の言う「わいせつ」の定義2「正常な羞恥心を害する」てのがあてはまるかもしれませんが、コミュニケーションが成り立つ間での猥褻行為は、「正常な羞恥心を”喚起”する」行為と考えます。
恥ずかしさに、身体が桜色に染まる。。。なーんて。
それって、いいことですよねえw